今回は、多くの投資家が悩む
「株の売買タイミング」と「利確・損切り」について、
私の経験を踏まえてかいていきます。
正直、利確と損切りが一番難しい。
『自分が売った後にめっちゃ上がったら嫌だな・・・』
『このまま下り続けたらどうしよう・・・』
『自分が買った後に暴落したらどうしよう・・・』
と色んな感情が入ってきて決断が難しくなります。
自分もこの2年でストップ安も何度か経験し
この決断の難しさを実感しました。
だからこそ今回の記事を記載していきます。
結論:自分のルールを決めて、それを徹底的に守る
投資で成功するための最大のポイントは、
自分自身のルールを設定し、それを
厳格に守ることです。
誰かが買ったから買うとか、誰かが売ったから売る
とかは辞めた方がいい考え方です。
ネット上には色んな情報の発信者がいますし
全く正反対のことを言ってる人もいます。
私もヤフーファイナンスの掲示板を
見てたりしますが、ほとんどの人の
予想は当てにならないというのが
正直な感想です。
シビアな話だと、投資の世界は
お金の奪い合いです。
各々が自分の資産を増やそうとしているので
各々が思惑があるのです。
なので私も含めて、ネットにある情報を
受け取った上で最終的にどう判断、行動するかを
自分なりにルールを設定しておくことが大事です。
誰かの情報を信じて行動したからといっても
最終的に決めたのは自分自身ですから
誰も助けてくれないのです。
特に自分を守るためにも、利益確定(利確)や
損切りのタイミングは自分のルールとして
明確に定めるべきです。
『尻尾と頭はくれてやれ』という格言もあるくらい大事です。
投資の目的とゴールを明確にする
投資を始める前に、まず自分の投資の目的と
ゴールを明確にしましょう。
というのも、色んな人が発信している色んな情報が
ありますが、どうしても人によって考えている投資期間や
リスク許容度、投資金額、投資に使える時間、投資手法など
違ってくるので話が食い違うこともあります。
今回の投資の期間としてどのくらいの期間で
どのくらいの金額を目指すのか?
基本は数十年単位の長い期間かけて増やしていく
というのが一般的ですが、短期間で大幅に増やすのであれば
それなりのリスクを追わないといけません。
インカムゲイン狙い?キャピタルゲイン狙い?
・株の値上がり幅で資産を増やしにいくのか?(キャピタルゲイン狙い)
・配当で毎年入ってくる収入をとりにいくのか?(インカムゲイン狙い)
これによっても選ぶ銘柄が違ってきます。
株式投資で何を重視するのかは人によって違ってきます。
株の売買をする手法はどうするか?
株の取引に使える時間、金額、リスク許容度によって
株の取引の手法も変わってきます。
– デイトレーダー:日中の短期の値動きで利益を狙う
– スイングトレーダー:数日から数週間の中期の値動きで利益を狙う
– 長期投資家:数ヶ月から数年、あるいは老後まで保有し続ける
これらの違いは、投資可能な資金量、使える時間、リスク許容度によって決まります。例えば:
– 資金が少なく、時間に余裕がある → デイトレードやスイングトレード
– 資金が多く、時間があまりない → 長期投資
– リスク許容度が低い → インデックス投資や優良企業への長期投資
など各々メリット、デメリットがあるので
状況に合わせた方法を選ぶことが大事です。
ただ、一般的に推奨されているのは時間軸を
長く設定した長期投資です。
プロの投資家でも長期投資家の指数の運用成績に
買ってる人はごくわずかと言われてます。
自分の状況に合わせて、最適な投資スタイルを選びましょう。
損切りのタイミングのルールの設定
全て購入したタイミングから値上がり
してくれる優良株であればいいですが
なかなかそうはいきません。
私自身も、
銘柄の選定基準
の記事に書いた基準などで選定した
銘柄でも逆方向に動いてしまうことも
少なくありません。
どうしても業績が良くてもエントリーする
タイミングによっては下がったり、株価を
意識しない会社だと下がっていきます。
日々の株価の変動でも2-3%程度は
動くことは珍しくありません。
なので、損切りするラインも明確に
決めておいた方がいいのです。
例えば、
・株価が何円下がったら切る
・株価が何%下がったら切る
など自分の基準を明確にすることが大事です。
私自身の損切りルール
参考までに私自身は、
1、チャートの波形が崩れたら切る
2、業績が未達、進捗から大幅に遅れたら切る
というルールを定めています。
損切りは、できるだけ早い方が良いです。
特に2の場合は特に早めに見切りをつけます。
というのも、今までの経験上、業績が悪い場合
2Q,3Q,4Qと決算が進むにつれ下方修正などがでて
もっと損失が大きくなることが多いです。
損切りで損がこれ以上大きくならないように
損を小さいうちに確定させてしまうのです。
更なる損が膨らむと、その資金は株価が戻るまで
動かせなくなる上に、銘柄によっては更なる損失が
膨らむ可能性があります。
しかも、銘柄によっては株価が今後戻らない
可能性もあるのです。
そんな中で塩漬けするのはリスクしかないのです。
それであれば早めに損切りして、他の優良な
銘柄に資金を移した方が貴重な時間を味方にできます。
私自身も何回かストップ安に巻き込まれましたが
早めに損切りして、有料銘柄に乗り換えたことで
損失分は補填できました。
損切りのポイントは:
– 損失を最小限に抑えられる
– 投資資金のロックを防ぐ(他の銘柄に投資できる)
– 心理的なダメージを軽減できる
だからこそ損切りのルールを設定し、
それを厳守することをおすすめします。
利確のタイミングのルールの設定
利確が実は一番難しい。
「もっと上がるかも」という
誘惑との戦いになります。
でも、逆にタイミングを逃して
下がる方に転落してしまうこともあります。
ここも自分の投資の目的や投資期間での
判断基準を明確にすることは大事です。
– 例:「20%の上昇で半分売却、30%の上昇で全額売却」
– または「決算発表後に見直し、業績好調なら保有継続、悪化なら売却」
私自身の利確のルール
1、チャートの波形が崩れたら切る
2、迷ったら保有数の半分確定する
ほぼ損切りと同じですが、私自身はチャートを
参考に利確損きりのタイミングを決めてます。
できるだけ利益は伸ばしたいという気持ちなので
利確は頂点から下がったとこでしてる傾向があります。
頂点で確定できれば理想ですが、その後上に行くか
下に行くかで下にいきそうと確認して確定するので
どうしてもピークよりは少なくなります。
ただ、しっかり利益が出た状態で確定できるようになりました。
重要なのは、「損は小さく、利は大きく」という原則です。
これにより、勝率が低くても長期的には利益を出せる可能性が高まります。
まとめ:長期視点とルールの徹底が鍵
利確や損切りのタイミングの判断は、
各々の投資ゴールによって変わってきます。
興味深いことに、ある証券会社のデータによると、
投資して長期間放置していた人が最も良い
運用成績の傾向があったそうです。
これは、短期的な市場の変動に惑わされずに、
長期的な成長を享受できたためと考えられます。
ただし、ここで強調したいのは、「ルールの徹底」です。
長期投資を選んだのなら、短期的な
変動に惑わされないこと。
デイトレードを選んだのなら、厳格な
利確・損切りルールを守ること。
投資の成功は、自分で決めたルールを
どれだけ守れるかにかかっています。
市場は常に変動し、予測不可能な事態も起こります。
だからこそ、ぶれない軸を持つことが重要です。
最後に、投資にはリスクが伴い自己責任で
取り組まないといけません。
自分の運用成績を最大化するような自分自身の
ルール、運用法を構築していきましょう!